the-righteous-reign-full-1116x490 なぜ安息することを学ぶ必要があるのか(パート 3/3)

人生のあらゆる分野において突破や解放を体験できずにいますか?友である皆さん。神はあなたが主の祝福を受け取るために、自分自身を安息の位置に置くことを望んでおられます!ジョセフ・プリンス牧師がお届けする三部構成のシリーズから、安息こそが人生における最もパワフルな立ち位置であることを学んでいきましょう。

幸せのために安息をまず求める

神が言っておられることは、「全ての敵が滅びるまで、全ての問題が解決するまで待ち続け、その後で安息しなさい」ではありません。神は「わたしが全ての敵をあなたの足台にするまでまず安息していなさい」と言っておられるのです。

病気の癒しや金銭面における突破などにおいて、あなたは何を見ていますか?欠落を見て「まず、この状況から抜け出させてください。問題は何もないという医師の診断を聞かせてもらったら、私は安息します」と言うのでしょうか?

私たち人間の特性は心配や不安に向く傾向があるため、安息することに難しさを感じがちです。悪魔は、人間の特性が教会を統べ治め、順風満帆な時や、突破が起きている時にだけ安息できると信じるよう企てることが大好きです。「子どもたちが小学校を卒業したら、心配するのをやめて安息する」と言うのはやめてください。ご存知でしたか?お子さんが小学校を卒業したら、次は中学校へ進学します。そして、中学校を卒業する時、今度は「大学を卒業したら、私は安息できる」とあなたは言うのではないでしょうか。それでは、永遠に安息することはありません!

飢饉の間、経済的問題に直面した二人の女性について分かち合いたいと思います。神の女性であったナオミは、義理の娘ルツにこう言いました。

「娘よ。あなたが幸せになるために、身の落ち着き所を私が探してあげなければなりません。」

ールツ記 3:1(新改訳)

言い換えると、ナオミはルツに「あなたにとって物事が上手く運ぶために、私が身の落ち着き所を探してあげなければなりません」と言ったのです。まず最初に、身の落ち着き所を探すことについてナオミが言及したのはとても興味深いことだと思いませんか?人間の特性から考えると、「あなたが身の落ち着き所を得るために、私が物事を上手く運ばせてあげなければなりません」と言う傾向が強いはずではないでしょうか?

安息する時、あなたは敵の只中で治めるようになります。

しかし、神は神のご性質が統べ治めることを望んでおられます。そして、神はあなたをとても愛しているので「あなたはすでに御座に座っている。まずは安息しなさい。金銭的問題、身体症状など、わたしが勝利して敗れた敵たちをあなたの足台とするまで座っていなさい」と言ってくださいます。

神は、あなたが嵐の只中に安息を見出すことを望んでおられます。神のご臨在の中で安息する時、物事は上手くいくのです。敵の存在がなくなるという意味ではありません。しかし、あなたは敵の只中にあって治めるようになるのです!(詩篇 110:2参照)

詩篇23篇5節には、神があなたの敵のいない所ではなく、あなたの敵の前で食卓を備えてくださると記されています。中には、「主よ、わたしがこんな時に食べられると思いますか?体の症状はまだ治っていないのですよ!銀行口座の残高が足りていないのですよ!主よ、全ての問題が解決したら、私はたくさん食べて祝います」と言う人たちがいるかもしれません。

しかし、聖書には神が人間の特性には従わないことが記されています。神は「わたしが食卓を備えよう。まずは食べなさい!あなたは自分の敵の前で食べるのです。敵のことはわたしに任せておきなさい」と言っておられるのです。

安息を先延ばしにしない

イザヤ書53章には、イエスの苦しみと、イエスが私たちのために十字架で成し遂げたことが描写されています。そこには、主は私たちの病を負い、私たちの痛みを担ったと記されています。主は、私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれました。その打ち傷のゆえに、私たちは癒されたのです!

私たちが敵の只中にあって安息し、喜ぶことができるのは、イエスが私たちの罰を担い、十字架で私たちの罪を背負われ、全ての敵に打ち勝ってくださったからです。主が全てを成し遂げてくださり、御業は完了しました(ヘブル人への手紙 10:12-14参照)。私たちがすべき唯一のことは、御座の姿勢を持ち、主のうちに安息することなのです。

主が完了された御業のうちに安息する時、私たちはどのように応答すべきでしょうか?どのようにしてイエスが成し遂げられた御業の一部となるでしょうか?イザヤ書53章のすぐ後の聖書箇所にはこう記されています。

「子を産まない不妊の女よ、喜び歌え。産みの苦しみを知らない女よ、喜び叫べ。夫に捨てられた女の子どもは、夫のある女の子どもよりも多いからだ。…あなたの天幕の場所を広げ、住まいの幕を惜しみなく張り、綱を長くし、杭を強固にせよ。あなたは右と左に増え広がり、あなたの子孫は国々を所有…するからだ。」

ーイザヤ書 54:1-3(新改訳)

イエスは敵に打ち勝ち、神は不妊の女に喜びなさいと言われます!「不妊の女」とは、物事の成果、身体面での健康さ、豊かさの訪れなどをまだ見ていない人を描写しています。不妊は、神があなたに望まれる状態ではありません。みことばによると、私たちが不妊の状態になることは決して神の御心ではなかったとあります。神は人を祝福し、地に増えよと言われました(創世記 9:7参照)。ですから、イザヤ書54章において、神は「今、歌いなさい。そして、祝福に備えなさい!天幕を広げ、成長に備えなさい!出し惜しみしてはならない。領土を広げ、あなたの子孫は国々を所有するからだ」と言われるのです。

問題が解決する以前から、神はあなたが人生を楽しむことを望んでおられます。

あなたが不妊の女だったとして、「ハレルヤ!私は多くの子の母です!主は私を愛しておられます!」と歌うことを想像してください。悪魔はあなたの元にやってきて「多くの子の母だと?子はどこにいるんだ?お前はただの偽善者だろう?」と言うことでしょう。しかし、それでも喜ぶのをやめないでください。問題が解決する以前から、神はあなたが人生を楽しむことを望んでおられるのです。御業の現れを見る前から歌い始めましょう。喜びと平安を先延ばしにするのはやめましょう。クリスマスが来るまで祝うのを待つのはやめましょう。毎日を「人生を祝う日」として、問題の只中にあって安息することを学んでいきましょう。

私たちの安息のためにイエスの元へ行くことが、私たちの日々の応答であるべきです。イエスご自身が、主の元へ来て安息を受け取りなさいと私たちに言っておられます。

「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」

ーマタイの福音書 11:28(新改訳)

あなたが不安や心配事を負っていて、律法のくびきにより打ちひしがれているなら、または、あなたに重圧をかける敵の只中にあるなら、イエスの元へ行ってください。そうすれば、主のうちに安息を見出すことができます。喜び、座って、足を上に置いてください。なぜなら、神ご自身があなたの敵に対処し、それらをあなたの足台とすることを約束してくださったからです!

 

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聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会

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